この度は、町発注のポンプ室の新築工事を受注したので
少し紹介したいと思います。

建物はポンプ室と自家発電機室の施設を新築するといった内容です。

構造 : 鉄筋コンクリート造

 

規模的には小さい建物ですが

作業することは規模にかかわらず同じ様な事をしなければなりません。
逆にかえって大変な事も多々あったりします。

RC(鉄筋コンクリート)造は木造と違い、基礎の構造がまったく違ってきます。
又、場合によっては出しますが、やり方(縄張り)を基本的には出さないで施工することが多いです。

自社もなかなか構造体の違う物件は慣れていないという事もありますが
総合建設業(ゼネコン)と名のってる以上

木造でも、鉄筋コンクリート造でも、鉄骨造でも施工出来るノウハウはもっているのが通常かと思います。
これを、内装屋さん、大工さんに施工してくださいと言った場合は誰が考えても「無理なのでは?」と思うことでしょう。

公共工事の場合は、つじつまの合う書類などを提出しなければならない為、現場を造るという作業より
書類を作る作業の方が大変だったりします。

「現場は出来てあたりまえ。書類を作れるようになって初めて現場代理人だ」
ととある会社から教わりました。

聞けば、「作ればいい」と単に思うかもしれませんが、これが慣れていない自分にとっては難しい!
下請けに関しても、一定の書類を提出してもらわなければなりません。

しかし、地方の下請け業者となるとその書類もなかなか提出を求めても難しい点があります。
そういった事が出来るようになるよう、自社を含め日々勉強をしていかなければなりません。

 

杭打ち作業では、長さ6m、径190と270の鋼製の杭を打込みました。
全ての杭に関して、設計の地耐力以上の強度を確認して杭打ち作業が完了しています。

杭打ちが終ったら次は掘削作業となります。

 

写真は掘削作業が終り
捨てコンクリートを打設して墨出しを終えた状況の写真です。

 

 

深くなっている部分(赤マーキング)がフーチングで
その他は地中梁だったり、連結する梁(B梁)だったりします。

 

木造と違う部分はなんと言ってもこれ!

鉄筋、型枠を組むために必要となってくる地足場を組立することが
基礎工事の時点でやらなければならない作業です。

なぜ必要か簡単に説明すると、住宅であれば鉄筋や枠をまたいで他のスパンに行ったりしますが
基本的には、鉄筋を跨いだりして鉄筋を乱す事を防ぐために設置される足場です。

そもそも、住宅とちがい跨げる高さではないのが現状です。
梁の鉄筋の上を上がって歩くという行為は、そもそもやってはいけない行為です。

施工管理をする上では、欠かせない仮設足場となります。

 

この足場作業が終って初めて鉄筋や型枠を組む事ができるのです。

 

お盆明けから鉄筋を組む予定です。

作業員の安全を第一に作業を進める計画をし、各職人さんへの周知、指導をしていきたいと思います。