函館市で鹿部町の業者が解体工事受注!

今年度なってから、函館田家町で北海道発注の解体工事を受注いたしました。

工事をするにあたり、施工計画書を提出し、近隣住民への配慮はもちろん

現場においても、作業員の安全を確保しつつ作業をしていかなければなりません。

どの現場もそうですが、まずは安全を確保する計画から始まります。

構造 鉄筋コンクリート造 2階建て

 

 

安全の確保

最初にも言いましたが、まずどのように解体し、安全対策をどうするのか

そこからの計画が始まります。

この現場では、正面は市道、裏側は施設の駐車場となっているため

特に安全には気を付ける必要がありました。

その境界での区画を絶対的にする必要がありました。

高さ1800㎜の仮囲いを設置し現場と隣地を完全に区画することで

第三者が現場に入られないようにして第三者災害の防止に配慮します。

非常に敷地が狭かったため、物置を先行して解体する計画としていました。

そこに現場入口(車両出入口)を設置し、作業スペースを確保しました。

誘導員の確保

基本的にこの出入口に誘導員を配置します。
密集している場所での工事現場には誘導員は外せない人材です。

作業員への教育を徹底

現場に入る作業員全員を集め、作業員の体調、作業の確認、危険作業の認識など

毎日話し合い事故防止に努めます。

こうなふうに、安全を確保して初めて、本格的な解体作業にとりかかっていきます。

解体工事現場で起こりうる事故

解体工事の現場は通常、新築現場より事故が起こるリスクが多いです。
現場が動いているときは、常に足元が廃材等で散らかっている状態ですので

廃材につまづいて転ぶといったような怪我が多発します。
転ぶ程度であれば、バンソーコで何とかなるレベルです。

しかし、そうでない場合も当然ながら想定されます。
後、重大災害につながりうる事故としては

【重機に巻き込まれる】【高所からの転落】【壁、天井なのどの崩落】など
色々な事が考えられます。

当然、重機がダンプなどが常に現場に出入りすることによる
第三者への事故も想定しなければなりません。

とにかく解体現場は、作業の計画も大事ですが、安全対策が最も重要となってきます。

現場施工にあたっての安全対策

解体工事を行う際は、工事現場で想定される事故を起こさないよう
「労働安全衛生法」「労働安全衛生規則」「国土交通省のガイドライン」などの定めに基づいて

さまざまな安全対策を打ち立てる必要があります。
この工事に関しては、公共工事なので設計の段階で全て前記の内容を取り入れています。

大まかには、施工計画書(どうやって解体するのか、重機の配置、人員の配置など)
工事にあたって、考えられる全ての工事を前もって計画して

官公庁になどに提出しなければなりません。
又、業者の活動としては、どの現場もお行っていますが

毎日の安全対策として「危険予知活動(KY・KYK活動)」を実施しています。
これは、工事の際に起こり得る事故、工事現場に潜んでいる危険を現状把握に基づいて予測し

それに対して解決策を施しておくことで、事故を未然に防ぐという活動です。
実際に工事を行うにあたっては、解体業者は現地を事前調査し

建物の構造や建材、境界線の外壁や地中物の状況などを確認。
その現場で安全性を確保して工事を行うためにはどのような

準備と手順が必要かといったことを確認します。
工事準備の過程では、解体作業を安全に行うための足場の組み立ては必須です。

粉塵や解体物の飛散などを防止するためには、養生シートで建物を囲うことで
近隣の住宅への被害を防止します。

解体に際してアスベストなどの有害物質の扱いが想定される場合は、それに対する対策も行います。

先に内部の解体宇するのが鉄則

内部解体

最初に行う作業としては、どの解体工事現場もそうですが

内部を解体することから始まります。

最近では、ゴミの処理に関しての規定が年々厳しくなってきているので
現場から出るゴミ(廃棄物)は全て、現地で仕分けしなければなりません。

この作業が、大変なのです。
分別としては、ボード、鋼製建具、床シート、畳、断熱材、ガラス、木材、鉄材、備品など

全て仕分けしなければなりません。
RCの場合は断熱一つにしろ、住宅と違い引っ張って取れるようなものではありません。

例えば、RC造の場合は打込み断熱、吹付断熱だったりすので
バリなどで削って除去していくようなイメージです。

又、木製建具にしても、ガラス、ドアノブ、本体といったように3種類に分別される事になります。
そういった作業を全て終えて、初めて重機による解体作業が開始知れます。

外部解体

この作業が始まると、周辺の住民さんへの配慮に気を使うようになってきます。
重機が通らないと作業できない、当然多少の音がでることに関しての

苦情が殺到してきたりする作業です。
作業的に不可能なことに関しては我慢していただく他ありません。

とにかく、なるべく迷惑をかけない、事故を起こさない!
その、根本的な事だけを考え作業していかないと作業が進んでいきません。

基礎解体

基礎解体

建物本体を壊し終わったら、いよいよ基礎の解体となります。
RCの場合は躯体も基礎も廃棄物の種別としては同じとなります。
ただ、コンクリートの厚みなど、壁とは違い厚いものとなっています。
重機による作業でも、そう簡単に壊れるものではなくなってきます。

杭解体

前記でも言いましたが、この作業がなかなか難しいのです。
解体は基本的に、地中にある物も全て撤去して解体完了となります。
なので当然、杭も撤去しなければならないという事になります。
この現場の場合、長さ10Ⅿの杭が地中に埋まっています。
特殊な機械を使って撤去していきます。

 

鉄の柱状の物はケーシングと言って中が空洞になっています。
杭の径より太いものを選んでいるので、これを回しながら杭の長さ10mに達するまで
回しながら打込んでいきます。
杭と地盤の縁を切って引き抜きしやすくるための作業です。

 

杭を引き抜きしている状況です。

解体工事完了

着工前

解体完了

 

着工前

解体完了

 

まとめ

以上、このような作業をして解体作業が終了していくわけです。
解体作業は、とにかく入念な計画が必要となってきます。

住宅でも、規模は違ってきますが似たような事が言えます。
周辺の住民への安全はもちろん、作業員の安全も確保したうえで

作業するようにしなければなりません。