解体工事業について

解体工事業の許可を取得するには、ある資格をもつ人材が社内にいなければなりません。

その資格は以下の資格です。

株式会社 佐藤工務店では赤字の部分の有資格者が所属しています。

1級土木施工管理技士
2級土木施工管理技士(種別は「土木」)
1級建築施工管理技士
2級建築施工管理技士(種別は「建築」「躯体」)
技術士:建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)・総合技術監理「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)
技術士:建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理「建設-鋼構造及びコンクリート」
技能検定1級『とび・とび工』
技能検定2級『とび・とび工』(合格後3年以上の実務経験必要)
解体工事施工技士試験合格

※資格がない場合は、解体工事の実務経験が10年以上ある人材が社内にいればいいです。

七飯町で倉庫を解体

今回は他の建物が離れていたため、解体作業的には障害もなく作業することが出来ました。

倉庫という事もあり、手作業での解体はほとんどなかったので

これぐらいの規模だとかかっても2日で解体作業が終ります。

 

解体作業で手間がかかるのはゴミの分別

住宅でも、なんの建物でもそうなんですが、廃棄物を分別するために手作業で解体を行います。

分別をしなくていいのであれば、昔みたいにいきなり重機でこわしても何ら支障はないのです。

この倉庫の場合、廃棄物の種類としては

 

金属くず:屋根・外壁(角波トタン)・構造材(柱、胴縁など)シャッター・アルミサッシ

ガラスくず:窓ガラス

木くず:屋根下地・内部棚

コンクリートくず:土間コンクリート・建物周囲の縁石 ※なぜか基礎はなかったです

以上のように4種類の廃棄物となります。

住宅の解体とと比べるとなんと種類の少ないことでしょう。

重機での解体

手作業での解体が終った所でいよいよ重機での解体となります。

ここまで来ると、ことは早くなります。

建物の上屋はすでに解体済みで、写真は土間コンクリートを解体している状況です。

解体完了後

解体完了後は、基礎などを解体した場合、基礎が無くなった分

そこに土が入りますので、当然建物があった部分の地盤が低くなってしまいます。

なので、必ず建物があった部分には、土、砕石などを足してあげるのです。

運搬費、盛り土材分で価格が少し高くなったとしても、必ず平らに均してもらいましょう。

そなまま何もせずに、低いままで放置するとそこに水がたまったりして

周辺の地盤にも影響を及ぼす可能性がありますので、盛り土をしてもらい

盛った土を転圧してもらうようにしましょう。

冬場の解体作業の注意点

今回は大丈夫なのですが、もう少し遅い時期で

地盤が凍結している状況で地盤を重機で掘ってしまうと

埋戻しの際、凍結した土も中に混ざってしまいますので

春になって暖かくなってくると、凍結した土が解けはじめます。

そうなると、体積が少なくなるので

その時は平らにならしたとしても、必ず地盤が下がってくるので注意が必要です。