今回のは玄関の仕上げ材が結構な具合に腐食(サビ)進んでおり
ドアを交換したいという提案をいただきました。
単に玄関ドア(サッシも同じ)を取り換えたいだけなので
玄関ドア、枠を外して、そこにまた玄関を設置すればいいのでは?
と思ってしまいがちです。
言葉で言うと『まさにその通りなんです』
しかし、現実はそんな簡単な話しではないのです。
詳しくは、下記を参考にしてください。
工事の方法としては2択となります。
① 玄関枠、ドアを撤去し新しい玄関枠、ドアを設置する
② 既存玄関枠を利用し化粧パネルと新しいドアを設置する
今回の玄関のリフォームは②の方法で工事を行いました。
実際にかかった時間は9時過ぎから作業を開始し15時に作業は終わりました。
玄関のリフォームということなので、お客様は家からなかなか離れることが
出来なかったと思います。
ご協力ありがとうございました。
玄関リフォーム(カバー工法)実際の施工
工事着手前
この状態で既存枠の詳細な寸法を計測して、実際にどういう形状にするか
決めていきます。
今回は既存の外壁の上に、リフォームかなにかで、また新たな外壁を張っている状況です。
外壁と玄関枠のチリが無かったので少し勝手が違うようですが
納め方については現地で打合せをして決定しました。
玄関ドア撤去
既存のドアを撤去して、丁番や突起物は全て切り落とします。
新たに付ける枠をキレイに納めるためです。
新たな玄関枠のヒンジ落としの部分が、既存の枠にあたるので
既存の枠を少し切断しなければなりません。
撤去と言っても、新たな枠を付けるためのイメージをしながら
撤去していきます。
新たな枠の設置
茶色に見える部分が新たに設置した枠です。
そして黒い部分が元々の枠です。
通常は茶色の枠(新設枠)の右隣の既存の枠(黒い部分)に外壁がぶつかり収まっているのですが
現場は、既存外壁の上にさらに外壁を張っているため
黒のコ形のアングルで、外壁の小口を隠すような収まりになっています。
ここが少しいつもと違った収まりになっているため
キレイに見せるための工夫が要求されたところでした。
とはいっても、最初の段階で決めて材料を発注しているので
ここで、こうすれば良いと思っても時すでに遅し!
ということになります。
何事も計画が大事です。
新たな枠設置についての縦入れの確認
枠を設置したところで、枠の建て入れの確認です。
穿設の枠はガッチリ建て入れを見ますが、新しい枠がまっすぐでも
既存の枠の建て入れが悪い場合も多々あります。
上と下で1㎝とか違う場合もあるのです。
今回の住宅の既存の枠の制度は2㎜程度でした。
全然問題ない数値です。
とはいいっても、正確に設置するにはパッキンで調整をしなければなりません。
この枠の設置が終わると、あとはドアを吊って、パネルを取り付けするだけとなります。
新設ドア設置
ドアを吊ったら何回か開閉をしてみます。
それによって施錠がスムーズであるか?
閉まり具合が大丈夫か?などをチェックしていきます。
全て正常に作動することを確認したら、仕上げのパネルを取り付けします。
仕上げパネル設置
パネル設置前(内部)
パネル設置(内部)
パネル設置前(外部)
パネル設置(外部)
これで玄関のドア、パネルの設置は完了です。
後は、内部、外部のコーキングを施工して設置完了てす。
最後にお客様にキーを使って施錠の具合を確認してもらい
良ければ、そのままカギを渡します。
これで工事の引き渡しが完了と言うことになります。
完成
サッシはブラックですが、左側には見えてないですがデッキがあります。
その色と玄関が近い色になっていてとても感じがいいです。
当然ですが、いいです!