玄関リフォームする場合!相場とその方法(金額を暴露)
玄関は一般的に住宅の顔だと言われています。
人間もそうですが、顔は毎日洗いますよね?
住宅も同様、玄関は不特定多数の人が最初に見る場所です。
そういう場所であるからこそ、キレイにしておきたいところです。
少し前までは玄関ドアのリフォームは大掛かりな工事が必要でしたが
最近はリフォーム用ドアというものがあります。
古くなってくると、錆があがったり、不具合が生じてきます。
そんな時に、価格を押えキレイにする方法があります。
紹介するリフォーム用ドアは通常のドアよりも価格は高いですがトータルすると
安く納める事が出来ます。
玄関リフォームで納得いく玄関にするために
玄関の見栄えが良く機能的だと外出、帰宅が楽しくなります。
(最初のうちかもしれませんが(^^))
しかし、お客さん目線から見るとこのお宅の玄関綺麗とか
可愛いとかいろいろな印象を与えるのです。
玄関はその住宅の顔ともよく言われますので、お客さんを気持ちよく迎えるためにも
キレイにしておきたいものです。
今の玄関に不満がある場合は、リフォームで理想に近づけることができます。
家全体のリフォームと比べてコスパがよく印象を
違ったものに表現できるのもポイントです。
なので、今回は玄関のリホームについて少しお話をしていこうと思います。
玄関リフォーム用ドアが安くなる仕組み
寒冷地を基準にお話しします。
例えば、寒冷地仕様の高断熱玄関ドアは定価で50万~90万程度が一般的です。
寒冷地でない所に住んでいる人で、玄関を取り替えたことのある人なら解ると思いますが
二度見するくらいの違いかと思います。
見た目は全くと言って同じです。
違いは、断熱性能、密閉性能、他
そういうところが全く違うのです。当然見た目だけでは判断がつきません。
そういう仕様の違いがあると解っていない人から見れば『なんで?』と思われるはずです!
もっと言えばこの業者はぼったくりにかかってる?
なんて思う人もいるくらいです。
まぁ!知らなければ無理もない話で・・・そうなのですが。
余計な事を話しました・・・・話を戻します(^-^;
従来の取替え方法で施工した場合
基本的にドアを交換となると、ドアを支える枠も一緒に壊すことになります。
納まりの関係上、枠を壊すためには壁を壊さなければなりません。
玄関床に関してもタイルを壊し下地のコンクリートまで壊さなければ
玄関を外すことは出来ないのです。
リフォーム用玄関ドア、(高断熱)定価55万(親子ドア)玄関ドアを付けたとして、
通常、新築に使用する(高断熱)の玄関ドアは仮にジエスタG15型玄関ドア定価48万(親子ドア)を付けたとします
差でいうと7万です!
7万も違うのであれば、壊して新規で付けた方がいいかな?
と思われるかも知れませんが、逆に高くつくのです。
上記で言ったように、枠を壊すためにはいろいろな所を壊し
いろいろな、業者に力を借りなければなりません。
その詳細は(リフォーム用ドアを選択しなかった場合に追加となる工事)
- 解体費
- 廃棄物処分費
- 大工下地造作費
- 左官タイル補修費
- 内装クロス張り工事
- 外壁下地、外壁張り
- 防水工事
といった項目が増えてきます。
下記でいう金額は地域、業者によって変わってきますので
あくまで参考値としてください。
解体費について(工事日数1日)
(解体費、処分費込、運搬費込で40000円は必要)
※場所、距離などで変わります。上記は最低限の金額です。
これは玄関ドア、壁、床(タイル)を撤去します。
大工工賃について(工事日数1~2日)
(玄関を押える木下地組立では最低材エ共で25000円程度)
納まりの関係で複雑でなければ、1日の人工でこれくらいかのと言う感じです。
左官タイルについて(サッシを取付した後2日程度)
(タイル下地、タイル張りで数枚張る程度ですが20000~)
通常、㎡(ヘイベイ)〇〇円で見積もりをしますが、こういった場合は1式〇〇円となります。
クロス張りについて(1日)
(この工事も左官工事と同様で1式工事になるでしょう。20000円~)
外壁下地、外壁張り(1日)
(外壁につていては何処でジョイントされているかで枚数も変わってくるので
一概に言えません。しいて言うなら材工共で40000円といった所でしょうか。)
仮設足場が必要な場合は別に費用がかかります
※張替した場合は確実に同じ色にはなりません。又、同じ外壁があるとも限りません。
防水工事について(外壁をあり終わてから1日)
(この工事も通常M〇〇円となりますがM数が少ないため1式〇〇円となります。この工事についても15000円程度だと思います。)
防水は外壁の目地、玄関ドア廻りのコーキング工事となるでしょう
こんな感じになります。
合計では玄関ドアと別に最低16万円程かかることが解ります。
ということから16万+48万=64万円程になることがわかると思います。
金額もそうですが、日程も1週間程度必要となります。
リフォーム用ドアを使用した場合
上記のように、少し前まで玄関ドアのリフォームは大掛かりな工事が必要でしたが
最近はリフォーム用の玄関ドアが出てきたこともあり
1日で簡単に新しいドアに変えることができるようになりました。
そうは言ってもお金の掛かることなので
どれくらいの価格でリフォームが出来るのかは気になるところかと思います。
ここでは玄関ドアのリフォーム価格の目安を知っていただき
実際に工事をした金額を暴露します。
価格自体は選ぶものによって変わってきますので
こちらで勝手に決めた玄関を想定してお話します。
上記で紹介した定価55万のリフォーム用の玄関ドア(親子ドア)を設置するとします。
リフォーム用ドアにしても、やはり現場によっていろいろ補強する材料など必要となってきます。
そこそこによって納まり方が違うので実際に現地を見て、必要な材料を見極めます。
工事金額は下記による!
工事金額を暴露!!
他の工事もあって重複している数字になっていますが、正確には50万を確実に切っています。
処分費、経費、その他全て 込み込みで52万円です。(税別)結構頑張った値段です。
この値段は、グレードによっても当然変わりますが
- 解体ドア解体(廃棄物処分費)
- 補強材
- カバー用プレート
- コーキング工事など
別途に必要となる材料も含んだ価格です。
もちろん、地域、業者、納まりの状況で金額は変わってきます。
逆に、関東地方などで、雪の降らない断熱をさほど気にしない地域であれば
半分程度になると思われます。
玄関をリホームするにあたって
玄関をリフォームしたいと思うきかっけは、やはりドアの鍵が締まりずらくなった
ドア自体が枠に擦って閉まりづらくなった、飽きてきたなど・・・
これらに関しては、個々の補修などで済みます。
鍵であれば鍵の交換、ドアが閉まりづらいのであれあば
丁番等の調整などで済むこともあります。
ですが、仕上げ材の腐食、変形又、バリアフリーにしたいとなればやはり
ドア自体の交換をしなければなかなか難しい場合が多いことでしょう。
玄関ドアをリフォームする要件
ここでは、どうしてリフォームしなければならないのか考えていただきたいです。
そりゃ!専門業者に相談すれば、こうすればここが良くなります。
こうした方がいいです。など・・・・・・当然、いろいろな提案をしてきます。
自分がどうしたいという意思がなければ
業者の言うがままの工事なるということです。
それだけは避けたいですよね。
そうならない為にも、自分がどういう理由でドアを取り替えたいのか
又、取り替える事まで考えてなかったので、何とかしてほしい・・など
明確にしておくことが大切になってきます。
これは住宅の工事を(新築、改修など)する上で、どんなことにも当てはまります。
『どうしたらいいですか?』と・・・聞くことも、もちろん大切ですが
まずは、業者に対して自分がどうしたいか・・・・?
明確に伝えることが、一番重要な事だと認識していただきたいと思います。
以下で述べることは、『どうしたいのか』という
いくつかの、参考例として考え方などを説明したいと思います。
機能性やデザインを変えたい
玄関が暗いので少しでも光が入るようなドアにしたい。
そもそもデザインを変えたい。
などいろいろな理由があると思います。
最近ではリフォーム用のドアの種類も新規取付時と変わらないくらい種類が豊富です。
防犯性では
ピッキング対策
こじ破り対策
サムターン回し対策(鍵を差し込む所への対策です)
など、いろいろな状況に応じての対策が玄関ドアにもなされています。
それに付けくわえて、便利機能も充実してきています。
タッチキー、カザスプラスなどあります。
タッチキー
リモコンキーをバックやポケットに入れておけばドアのボタンを押すだけで解錠できます。
車のようにリモコンキーのボタンで鍵を開け閉めすることも出来るので、暗くなってからの
施錠の穴を探すなどわずらわしさが無くなったりします。
カザスプラス
ドアのボタンを押してカードやケータイをかざすだけでラクラク解錠できます。
高齢者、身障者でも安全に使用できるようにしたい
玄関に段差があると何かと不便になることがあります。
若い時なら誰しもが気にもしないのですが、年齢を重ねてくると
たいしたこともない段差でつまずいたり、してくるんです。
やがてそれが恐怖にも変わってきます。
そんな思いをしない為にも安全性には気を付けたいものです。
それを解消するためにはフラットな玄関にすることです。
そうすることによって安全性を高めることが可能になってきます。
玄関ドア単体で考えた時(引き違いは除く)はどうしても
玄関床仕上がり~ポーチ床仕上がりでは最低でも数センチの段差はついてしまいます。
その数センチを嫌うのであれば引き違いにすると解消されます。
注意
その数センチを解消したとしても、玄関床~住宅の床の段差通常60~150程度です。それも解消しなければなりません。
そうすると、玄関のリフォームのほかに
上り框の段差解消の工事もすることになってきます。
又、ドアを引き違いに変えようとした場合、そもそも開口部の幅が足りませんので
幅を広くする必要があります。
間取りによっては不可能な場合がありますので注意が必要です。
もし、可能だとしても、壁を壊したりしなければならないため
費用はそれなりに増えてくるでしょう。
費用に関しては状況で全く違ってきますので
専門業者に確認してもらうのが一番かと思います。
まとめ
同じ玄関を取り替えるといいたような案件でも
やり方によって工事の仕方がまったく違ってきます。
他に、工事日数、工事金額も変わってきます。
又、地域によっても金額が変わるというお話をしました。
同じことをやって、同じ目的が達成できるとして
金額が安くなるとしたら、どうですか?
絶対、安い方がいいです。
安くなるか、高くなるか別ですが、自分が他にこういうやり方をしたらどうですが?
というように、業者に言えるくらいの、ある程度の勉強をしなければならないという事です。
今はネットの時代です。
業者に頼む前に、自分である程度、情報収取をしておくと安くできる手段を見つける事が出来ます。