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和室をフローリングに変えるとイメージはこうなります。
1F和室8畳
2F和室6畳
工事手順
手順1
まずは、畳をはがす事から始まります。 30年くらい前の建物だと本物の畳(藁畳)の場合が多いです。 それ以降はスタイロ畳が使われていることが多いです。 搬出する時ですが、本物の畳とスタイロ畳とでは 重さが違うので、2階に和室があった場合は 搬出は1人では結構キツイです。
手順2
フローリングを敷くための下地を組んでいきます。 下地のピッチは303㎜で組んでいきます。 年数がたっている住宅は敷居の高さが右と左で高さが違っていたり 部屋の角の角度がくるっていたりします。 角度はどうしようもありませんが、高さは下地で調整できます。 畳の厚さにもよりますが、55㎜の畳だった場合は 30㎜の高さの下地材を使うと良いでしょう。 畳が55㎜の場合、敷居も55㎜あるはずです。 その高さとフローリングを同じくするためには 下地30㎜+合板12㎜+フローリング12㎜=54㎜となります。 敷居より1㎜程度下げて仕上げることがポイントです。
手順3
下地が出来たら、合板張りです。 厚さ12㎜合板は千鳥に貼りましょう。 ビスピッチは周辺で150㎜以内 中間で200㎜以内となるように打込みます。 公共工事で証拠写真を写すわけでもないので 見た目の感覚で打込んでも問題ありません。
手順4
購入したフローリングを張り付けしていきます。 必ず接着剤とフロアー釘を使って貼付けましょう。 床鳴りなどの原因となります。
手順5
貼付けが終ったら完了です。 最後に清掃しましょう。 注意) 最近のフロアーはノンワックスとなっています。 ノンワックスの場合は絶対にワックスをかけないでください。 色あせや後にワックスがパリパリ剥がれてきたりして まだら模様になってしまう事があります。 解らない場合は、メーカー、業者に確認することをお勧めします。
作業時間
通常の何も問題なく施工することが出来れば 1室2日もあればおつりがくるくらいです。 今回は6畳と8畳2部屋の床を畳からフローリングに変えましたが 大工さん1人で3日で終わっています。 なので、一部屋2日かかるとみて置けば間違いないかと思われます。
工事金額
今回は和室6、8畳二部屋の工事ですが ズバリ!工事金額は 金額21万円(税込)となりました。 当然、施工方法や部屋に物があるなどいろいろな条件で金額は変わってきます。 今回は、中古物件をお客様が購入し、引越し前に施工をすることで 同意を得てましたので、養生、物の移動がほぼ無い状態でした。 そういった、ちょっとしたことが見積もりしたときに 数万程度の違いが出てくるものです。