建築士会2021年の『支部だより』に掲載されました。
建築念月日 令和3年3月31日 竣工
延べ床面積 2829.89㎡
構造 鉄筋コンクリート造 4階建て
設計 ドーコン・二本柳設計JV
施工 森川組・西村鉄建工業・佐藤工務店JV
設計の意図
庁舎の移転セイン地区にあたり、「誰もが利用しやすい」
「防災拠点としての役割を果たす」「機能性で柔軟性がある」
「省エネルギー対策など環境に配慮した」
そんなような庁舎となっています。
逆境に立ち向かう不屈の精神を象徴し
勇気や資源をくれた駒ケ岳の軽石をモチーフとし
鹿部町らしい外観デザインとなっています。
見どころ
外壁(塗装仕上げ)
模様を吹き付けた上から、もうひと手間をかけてコテでさらに均して仕上げていきます。
軽石の表面イメージした仕上げとなっています。
外壁(打放し)
型枠内にすぎ板材は貼ってコンクリートを打つとこのように自然な板材の模様が出ます。
年輪や節などが忠実に表れてきます。
この壁も自然に少しでも近づけようと、考えられた仕上げとなっています。
写真は塗装とは少しちがいますが、撥水材を塗布して
仕上げの模様を生かすように工夫された材料を使用しています。
内部議場にも自然素材を使用
議場、応接室には道南杉を使用しています。
防火上の事も考慮し、板材には不燃処理をしています。
北海道には処理が出来る業者が無いため、道外に処理を依頼してます。
納期は4か月もかかり、価格もビックリするくらいでした。
今のウッドショックの時期だとさらにビックリすることと思います。