インターブロックの施工
インターロッキングとは?
インターロッキングとは、コンクリートブロックを用いた施工方法の一種です。着色された長方形のブロックや、規則正しく並ぶよう大き目のギザギザの波形が入った形のブロックを並べ、ブロック同士の隙間に砂を埋め込んでいきます。インターロッキングは目地に砂を使用することで、コンクリート舗装などと異なり、吸水力が高いという特長があります。雑草も生えづらく、お手入れも簡単です。
インターロッキングのブロックのサイズや色
インターロッキングに使用するブロックは、レンガサイズのものが一般的ですが、10センチ角程度のものから30センチ角程度のものまで様々なサイズのものがあります。また色も茶色やオレンジといった暖色系のものから白、グレーなどの寒色に見えるものまで各社より発売されています。色やサイズは家やお庭のデザインに合わせてお選びいただけます。
インターロッキングのパターンについて
複数の色のインターロッキングを使用することで、パターンを演出することができるのも、インターロッキングの魅力の一つ。規則正しい線形デザインにすればスタイリッシュな印象に。ランダム模様を用いれば優しい雰囲気の床面に仕上がります。インターロッキングをプランに取り込む際は、スタッフと一緒にお気に入りの模様を探してみてください。
どんなところに施工するの?
インターロッキングは、歩行頻度が高く、屋根のない場所に用いることが多いです。具体的には以下の3つのエリアが挙げられます。
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アプローチの施工例
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駐車スペースの施工例
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主庭の施工例
インターロッキングの施工手順
1. 施工部分の土を掘り、除去する。
施工後の床面の高さが境界部分と高さが等しくなるように、インターロッキングと下地の砕石分の深さまで掘り返します。
ユンボなどの重機が入らない場所への施工も多いことから、手作業となる場合が多く、工事の範囲が広いと土の掘削作業だけでもかなりの重労働となります。
2. 下地の処理を行う。
土を必要量取り除いた後には、砕石を敷き、転圧機等で押し固めます。砕石とは岩を砕いた大き目の砂利のようなもの。
コンクリートや平板、インターロッキングの施工の下地には欠かせない存在です。砕石を敷き転圧することで
地面の強度が均一に高まり、車などの重量物が載ってもへこまない構造にする効果があります。
3. 下地の砂を敷く。
砕石で固めた地面の上には、さらに砂を敷きます。砂は浸水性の高い、目の細かなものを使用します。
施工する面すべてに必要となるため、数トン単位でトラックで現場まで運び、その後一輪車などを用いて手作業で敷いていきます。
運び入れた砂はレーキと呼ばれる器具で平坦に均していきます。砂が平坦になればいよいよインターロッキングを敷いていきます。
4. インターロッキングを敷く。
インターロッキングを敷き方は一つ一つの手作業。ランダムな色使いの場合は
一定作業ごとに全体のデザインや色むらが起きていないか確認しながら、設置していきます。
曲線や隙間が生じる部分はコンクリートブロックをカット加工し対応します。
すべてのブロックを並び終えたらブロックに転圧をかけ、表面の高さを均一化します。
5. 目地を砂で埋める。(砂締め)
最後に硅砂と呼ばれる白い砂を目地に埋めていきます。表面に硅砂をかけ
ほうきやデッキブラシで表面を磨くようにして目地に砂を埋めていきます。
最後に表面が平らになるように、追加の弱い転圧をかけます。駐車スペースなどの高い強度が要求される場所には
強度を高めるため珪砂の充填と転圧を再度行います。インターロッキングはブロックをコンクリート等で固定しない分
下地処理と目地の砂締めが重要な工程。ブロックと砂の摩擦力によって、強固な床面を作り上げます。
自力での施工
現場が少し落ち着いたので、我が家の玄関前にインターブロックを敷き込みました。
通常ブロックの下に砂を敷き込んでブロックを並べていくんですが
砂があまりなかったので、地盤直で敷き込むようにしていきました。
微調整が利かないので、時間がかかってしんどかったです。
でも、何とか敷き込むことが出来ました。
建設のプロとはいえ、技能に関してはど素人。
培った技術と知識で何とか完成させることが出来ました。
自分がやったにしては上出来です。こんなもんです(^^)/