タイルが剥がれた時の補修について
タイルを張っている部分は大抵の場合ある程度決まっているものです。
キッチン前の壁だったり、玄関や玄関ポーチだったり、ほとんどのお宅はこのような場所に
タイルを仕上げ材として使われているのではないでしょうか。
タイルは仕上げ材としてはかなり長持ちする材料です。
しかし、材料が長持ちしても下地自体が不具合を生じはじめ
それによって、タイルが剥がれてしまうという場合がほとんとです。
この現場は浮いてるのを通り越して、すでに剥がれてしまっています。
こうなってから、しばらく放置していたのかなと思われます。
写真のような状況になっていれば、我々業者としては、
最低でも剥がれているタイルから半径60㎝は全て浮いているので
この状況だと最低でも畳2枚分程度は張替となる予想が付きます。
剥がれ始めたらその部分だけでは済まなくなります
浮いている場合でも同じような事が言えますが、剥がれている場合は
剥がれているいるところからタイルのと下地の間の周囲に水が浸透して
隙間という隙間にどんどん入り込みます。
それを繰り返すことで下地と、タイルの接着に不具合が生じ浮いてきたり
剥がれてきたりするのです。
特に寒冷地では、隙間に浸透した水が凍結するので被害はみるみる広がっていきます。
隙間に浸透した水分は凍結すると膨張します。
その膨張する力によってタイルがどんどん剥がれてくるのです。
浮き部分をチェックした結果
浮いている部分を撤去していきます。
飛び飛びでいろいろなところが浮いていましたが、いろいろな関連で
剥がれている部分だけの補修という事でそこだけを修繕することになりました。
下の写真のように被害がここまで広がっています。
以下の工程で修繕を進めます
- 撤去完了後、下地をサンダーで平らに削っる作業をします
- 下地調整材を塗りこみます
- 乾いた後に接着剤を塗布してタイル用モルタルで貼り付けしていきます
- 乾いた後、目地材を塗りこみしてきます。(下写真)
- 目地材をキレイに拭き取ります
- 完成です(下写真)
以上で工事は終わりですが、張替えをした隣のタイルが剥がれてくる可能性があったり
その周辺のタイルが剥がれてくる可能背もあったりします。
とりあえず、今回はそうなったら又考えますという結論でした。
まとめ
タイルが浮いているかどうかは、タイルを直接テストハンマー(小さい金づち)などで
叩いてチェックします。
叩いたときにカポッ?(なんて表現していいか解らない(^-^;)
とにかく固いコンクリートを叩いてる音と明らかに違います。
鈍い音がしたら浮いてると思って良いでしょう。
上記写真のようになる前に、早めに対処することで補修費なでも変わってきます。
気づいた場合は早めの補修をすることを心がけましょう。